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杉原千畝とスターリン

ユダヤ人をシベリア鉄道へ乗せよ!ソ連共産党の極秘決定とは?

ISBN 978-4-909542-43-4 カテゴリー タグ ,

書評掲載情報

2022-11-18 毎日新聞    夕刊  東京夕刊
評者: 永田豊隆
2022-09-24 毎日新聞  朝刊

紹介

イスラエル建国へつながるもう一つの史実!
見えざる一本の糸が浮かび上がる

本書は「スターリン率いるソビエト共産党は、日本へ向かうユダヤ人への通過ビザを発給したのか?」との疑問から出発しています。
300点を超す膨大な写真と図解、公文書の数々が語りかける、ユダヤ問題の史実。

関係者の誰もが語ることなく埋もれかけた歴史の断片。これまで日本人にはなじみの薄かったユダヤ人、イスラエルが思いもかけぬ形で眼前に現れます。

本書を通じて見えてくる現代の国際社会。

 

【目次】

第 1 章 ユダヤ問題とは
第 2 章 皇帝暗殺事件と東方ユダヤ人
第 3 章 ヒトラーの反ユダヤ主義
第 4 章 ビロビジャン ―ソ連版シオニズム
第 5 章 河豚計画 ―満州のイスラエル
第 6 章 ハーヴァラ(移送)協定
第 7 章 水晶の夜
第 8 章 ユダヤ人はどこへ行く
第 9 章 日本のユダヤ問題
第10章 アイヒマン ―ユダヤ人移送計画責任者
第11章 杉原千畝 ―ペルソネ・ノン・グラタ
第12章 スパイ? 外交官?
第13章 ヴァルハフティク ―宗教的シオニストの逃避行
第14章 キュラソー ―誰も行かなかった最終目的地
第15章 恐ろしいソ連ビザ?
第16章 デ カノーゾフ ―謎のスパイ
第17章 杉原千畝の「命のビザ」
第18章 杉原千畝の謎
第19章 「命のビザ」 ―その後
第20章 なぜ、日本人はユダヤ人を殺さなかったのか?

著者プロフィール

石郷岡 建 (イシゴオカ ケン) (著/文)

1947 年東京生まれ。早稲田大学文学部中退。モスクワ大学物理学部天文学科卒業。74年毎日新聞社入社、モスクワ支局ソ連・ロシア特派員。日本大学総合科学研究所教授。主要著書『ソ連崩壊1991』(アジア太平洋賞、書苑新社)、『ユーラシア地政学』(岩波書店)、『ヴラジーミル・プーチン』(東洋書店)、『論点整理 北方領土問題』(東洋書店)、『ルポ・ロシア最前線』(三一書房)、『さまざまなアフリカ』(三一書房)。

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