食べ物がからだを変える! 人生を変える!!
紹介
長年の食養の実践や山奥での自給自足的生活で話題の若杉ばあちゃんが、今本当に伝えたい「食養の知恵」を集大成。
米・味噌・醤油・梅干しから教わったこと(第1章)、野草と野菜たちから教わったこと(第2章)、先人たちから教わったこと(第3章)。野草を使った厳選レシピ22選や伝統的手当て法等、実用情報も充実。『若杉ばあちゃん 食養語録』(2014年刊行)の改訂版。
「野菜や野草たちも、ばあちゃんにとっては偉大な先生。野菜の声に耳を傾けること、野草の生命力に直にふれること。そこから教えられることは無尽蔵や。ばあちゃんは今でも多くのことを、野っ原のヨモギや川べりのマコモから教わっている」
◆まえがき “食い改め”で日本人の体と心を立て直そう
◆第1章 米・味噌・醤油・梅干しから教わったこと
日本人の元氣の源のコメはヒコ(陽性)とヒメ(陰性)でできている
味噌は“身礎”手前味噌はそこん家(ち)の宝物
味噌汁は飲む点滴 日本が世界に誇る保存食
瀬戸内の“命ある”醤油には桜沢如一の教えが息づいている
梅はその日の難のがれ 護身用にケータイ梅干しを
過剰な減塩信仰は悪性貧血のもと なにごとも“塩梅(あんばい)”が大事
◆第2章 野草と野菜たちから教わったこと
野草こそ食べる薬 こんなにありがたいものはない
(タケノコ / ユキノシタ / 山ウド / フキノトウ / フキ / ヨメナ / ノビル / ミツバ / 山椒 / ワサビ / ノカンゾウ / イタドリ / アザミ / ツクシ / タンポポ / セリ / ゼンマイ / タラの芽)
団子でも足湯でもお灸でも ヨモギは万能の薬草
マコモは神が宿る野草 お釈迦さまが手当てに使った草なんよ
店で買った七草より 自分で摘んだ一草がええ
大根が魚食民族の日本人を魚の毒からすくった
日本人だけが真価を知る野菜 ゴボウは皮を食え
◆第3章 先人たちから教わったこと
料理とは陰性の野菜を火や調味料で陽性にする仕事である
肉食えば 一時の力多けれど 蔬食(そしょく)の人の 根気には負く
春苦み 夏は酢のもの 秋辛み 冬は油と 合点して食え
食養の基本は一物全体と身土不二
教室でお料理ばっかりやっていても“正食”にはならん
良いものを食べることも大事やけど 悪いものを食べないことのほうが大事
大便は体からの大きな便り 小便は体からの小さな便り
◆ばあちゃんがいま日本人に伝えたいレシピ
(番茶がゆ / ばあちゃんの味噌玉 / けんちん汁 / 黒焼き入り玄米がゆ / 梅干しの黒焼き / 梅醤番茶 / ヨモギの焼酎漬け / ヨモギの落とし団子 / マコモごはん / マコモタケと油揚げの炒め炊き / ばあちゃん流 草がゆ / 大根湯 / ばあちゃん流ふろふき大根 / 古漬けたくあんの煮物 / 海苔巻き三種 / ゴボウめし / ゴボウと里芋の味噌汁 / 干しヨモギの足湯とショウガ油の足裏マッサージ / ショウガ湿布 / 煮しめ / ニガウリの酢の物 / ユキノシタの味噌和え)
◆あとがき “口”は災いの元
著者プロフィール
若杉 友子 (ワカスギ トモコ) (著)
1937年大分県生まれ。結婚後、静岡市で暮らしていたときに、川の水の汚れを減らす石けん運動などのさまざまなボランティア活動を行なう。そのなかで、自然の野草のチカラに着目。 食養を世に広めた桜沢如一の教えを学び、1989年、静岡市内に「命と暮らしを考える店・若杉」をオープン。そこで開いた料理教室は、またたく間に大人気となった。1995年、天産自給の生活を実践すべく、京都府綾部市の上林地区に移住。以後、全国を駆けめぐり、陰陽の考え方にもとづいた野草料理と、日本の気候風土に根ざした知恵を伝え続けている。 著書に『体温を上げる料理教室』(致知出版社)、『これを食べれば医者はいらない』(祥伝社)、『子宮を温める健康法』(WAVE出版)、『長生きしたけりゃ肉は食べるな』(幻冬舎)、『若杉友子の「一汁一菜」医者いらずの食養生活』(主婦と生活社)などがある。
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