西洋の没落 第一巻
形態と現実
紹介
今、この時代だからこそ読む 本物の名著!
全訳(五月書房版)がついに復刊再発売
ヨーロッパ文明の没落と運命を今から100年前に予見し、世界に衝撃を与えた歴史的名著。刊行されたのは第一次大戦と第二次大戦の間。発刊当初よりベストセラーとなり、今日に続く超ロングセラー。
チェ・ゲバラが愛読し、寺山修司が心酔した名著を今再び。
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あらゆる〝文化〟は〝文明〟へと没落し、やがて終焉する――。ヨーロッパ文明の没落の運命を今から百年前に予見し、世界に衝撃を与えた歴史的名著が、新たな編集(膨大な註記、梗概と索引の追加、用字用語の表記の改正、新しい文字組み)でよみがえる。現代日本の読者のためのニュー・エディション。全2巻。
著者プロフィール
オスヴァルト・シュペングラー (オスヴァルト シュペングラー) (著/文)
【著者紹介】
オスヴァルト・アルノルト・ゴットフリート・シュペングラー
Oswald Arnold Gottfried Spengler……1880 年5 月29 日ブランケンブルク生まれ。鉱山技師の家庭に育ち、ハレ大学・ミュンヘン大学・ベルリン大学で数学・自然科学・哲学・歴史・美術を学ぶ。その後高校で教職に就いたが、やがて職を辞し著述に専念。1918 年に『西洋の没落』第一巻、1922 年に第二巻を上梓したところこれが大ベストセラーとなり、第一次世界大戦直後の混乱したドイツおよびヨーロッパ社会に強い影響を与えた。その後政治評論家として『プロイセンと社会主義』などを著したが、ワイマール共和国の議会制民主主義を否定したため、本人はナチズムを批判していたにもかかわらずその同種の思想と見なされ、ナチス台頭の陰に埋もれた。1936 年5 月8 日ミュンヘンにて逝去。
村松 正俊 (ムラマツ マサトシ) (翻訳)
【訳者紹介】
村松正俊
むらまつ・まさとし……1895 年(明治28 年)東京生まれ。東京大学文学部卒業。文学博士。慶應義塾大学、日本大学、東洋大学などで教鞭をとるかたわら、『新思潮』『種蒔く人』『詩聖』などの同人として、文芸評論、社会評論、詩作などを発表。著書には『概説ギリシャ悲劇』『歴史の創造』『無価値の哲学』などのほか、詩集『現在』『蛇』『朝酒』がある。また翻訳書はプラトン『国家』、『ギリシャ・ローマ古典劇集』、ジャン・ジョレス『フランス大革命史』、デュラント『西洋哲学物語』など多数。1981 年9 月8 日没。
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