女たちのラテンアメリカ 下巻
紹介
ムヘーレス(女たち)の〈多様世界〉ラテンアメリカ!
盲目ゆえ労働法を丸暗記し大臣と対峙した先住民活動家
32回もの手術から立ち直り自画像を描いた女流画家
貧困家庭の出から大統領夫人になったカリスマレディ
チェ・ゲバラと行動を共にし暗殺された革命の闘士
広大な南北両大陸を舞台に戦う男たちの傍らで、子供を生み、家庭を守り、財産を管理し、価値観や習慣を子供に教えて社会の秩序を保ち、土地を耕し、働いて家計を助け、社会的矛盾と戦い、革命の先頭に立った、43人(上巻21人+下巻22人)の女たちが織りなす歴史絵巻。
著者プロフィール
伊藤 滋子 (イトウ シゲコ) (著/文)
1942年大阪市に生まれる。大阪外国語大学アラビア語学科卒業。1965年より外務公務員の夫とともに30年間中南米諸国に在住。メキシコ在住時に国立メキシコ自治大学でコロニアル時代の歴史講義(主にキリスト教布教史)を聴講、アルゼンチン在住のころよりイエズス会のグラニア・ミッションに関する研究に従事。著書に『女たちのラテンアメリカ 上巻』(2021年、五月書房新社)、『幻の帝国 ー南米イエズス会士の夢と挫折ー』(2001年、同成社)がある。本書は2006年から『ラテンアメリカ時報』に長期連載した「歴史の中の女たち」が基となっている。
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