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福田村事件

関東大震災・知られざる悲劇

ISBN 978-4-909542-55-7 カテゴリー タグ , ,

書評掲載情報

2024-03-31 神奈川大学評論  105号
評者: 北原糸子
2023-10-19 佛教タイムス
2023-10-14 南日本新聞
評者: 大沢玲子
2023-09-25 日本女医会誌
評者: 前田 佳子
2023-09-24 熊本日日新聞  2023年9月24日
評者: 阿木津英
2023-09-17 東京民報
評者: 柏木 新
2023-09-10 しんぶん赤旗  日曜版
評者: 加藤直樹
2023-09-04 公明新聞
2023-09-04 西日本新聞
評者: 佐々木直樹
2023-08-28 日本経済新聞  
評者: 小林隆
2023-08-27 しんぶん赤旗
評者: 田中正敬(専修大学教授)
2023-08-26 東京新聞/中日新聞  朝刊
評者: 永田浩三(武蔵大学教授)
2023-08-26 毎日新聞    朝刊  2023年8月26日
評者: 武田砂鉄(ライター)
2023-08-22 北海道新聞  
評者: 古川有子
2023-08-18 ちくま  9月号
評者: 斎藤美奈子
2023-08-10 文藝春秋    9月号
評者: 中島岳志
2023-08-08   9月号
評者: 編集部
2023-08-08 東京新聞/中日新聞  夕刊
評者: 林容史
2023-08-02 社会新報
評者: 田沢竜二
2023-07-18 東京新聞/中日新聞  特報 本音のコラム
評者: 鎌田慧
2023-07-09 毎日新聞  
評者: 吉井理

紹介

四国から千葉へやってきた行商人達が朝鮮人と疑いをかけられ、正義を掲げる自警団によって幼児、妊婦を含む9名が殺害された。
映画『福田村事件』(森達也監修)が依拠した史科書籍。長きに渡るタブー事件を掘り起こした名著。【森達也監督の特別寄稿付き】

「辻野さん、ぜひ調べてください。……地元の人間には書けないから」
その時から、歴史好きの平凡な主婦の挑戦が始まった。
「アンタ、何を言い出すんだ!」と怒鳴られつつ取材と調査を進め、2013年に旧著『福田村事件』を地方出版社から上梓したものの、版元の廃業で本は絶版に。
しかし数年後、ひとりの編集者が「復刊しませんか?」と声をかけてきた。
さらに数年後、とある監督が「映画にしたいのです」と申し入れてきた──。
福田村・田中村事件についてのまとまった唯一の書籍が関東大震災100年の今年2023年、増補改訂版として満を持して刊行!

【福田村・田中村事件】

関東大震災が発生した1923年( 大正12年)9月1日以後、各地で「 不逞鮮人」 狩りが横行するなか、 9月6日、 四国の香川県からやって来て千葉県の福田村に投宿していた15名の売薬行商人の一行が朝鮮人との疑いをかけられ、地元の福田村・田中村の自警団によって、ある者は鳶口で頭を割られ、ある者は手を縛られたまま利根川に放り投げられた。虐殺された者9 名のうちには、 6歳 ・ 4歳 ・ 2 歳の幼児と妊婦も含まれていた。犯行に及んだ者たちは法廷で自分たちの正義を滔々と語り、なかには出所後に自治体の長になった者まで出て、事件は地元のタブーと化した。そしてさらに、行商人一行が香川の被差別部落出身者たちだったことが、事件の真相解明をさらに難しくした。

著者プロフィール

辻野 弥生 (ツジノ ヤヨイ) (著/文)

福岡県生まれ。1981年より千葉県流山在住。流山市立博物館友の会会員。『東葛流山研究』企画編集委員。1988年、地域の文化賞「北野道彦賞」受賞。2003年、子育て後の人生を楽しむ女性の会「あしたば」創設。2006年、吉目木ひなこ氏と『ずいひつ流星』創刊。
著書に本書の旧版『福田村事件 関東大震災・知られざる悲劇』(崙書房出版・ふるさと文庫)のほか『呉服屋のお康ちゃん奮戦一代記』が、共著に『日本ユニーク美術館・博物館』『江戸切絵図を歩く』『幕末維新 江戸東京史跡事典』ほかがある。

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